簿記の計算・記録
諸活動の内容が大体わかってもらったと思うので、今度は活動をどう記録するのか、計算・記録についての基本的な考え方を知っていただきます。
計算・記録について
企業の諸活動の内容と範囲が決まったら、つぎは計算・記録についてです。
これは一体どういうことか、ということですが、これは比較的簡単にわかります。
もともと書類は、株主などの利害関係者に報告する目的で作成されるので、記録する際のポイントは、
「報告された人が、書類をみた時に、誰がみてもわかるように記録をする。」ということが前提になります。
この「わかるように」というのは、「一定の法則に従って」といいかえてもいいと思います。
書類の記入する時の形式を、あらかじめ決めておけばいいんですね。そうすることによって読む人も、ルールさえ知っていれば、提出された書類を読むことができます。
また同じく、書く側も、もちろん一定のルールに従って書類を書けばいいんですね。
読む人と書く人、すべてのひとが、書く時も読む時も、わかるような記入法をルールとして、決めておけばいいんです。
具体的には、仕訳(しわけ)をすることによって解決することになります。
というわけで、簿記の計算ルールも、企業の諸活動と同時に、おぼえることになります。